GoogleBookSettlement。

なるほどねえ、クラスアクションってこう使えるのか。
ラテルナ・マギカ社ならどう使うだろう……。
あるいはヴラスタ・ドラホーシュなら……。
と感心しているところ。

wwwで公開されている情報なら
とっくにもうGoogle様の掌中にあったわけで、
それが今度は書籍に移るだけ。

われわれはグー様の窓を通じてwwwをサーチしているつもりだけど、
じつはグー様の腹の中のインデックスやキャッシュをサーチしている。
で、その腹の中身は、
ページランクやらなんやらの技によって、解析され、重みづけられ、
関連づけされた、
wwwとは全然別の動的網の目になっているわけで。

すると今度は世界中の書籍の(図版その他をもろともに含む)
中身もやっぱり同じように、解析され、重みづけられ、
関連づけされる、と。
むろんwwwとの境目もなし。
荒俣本とか高山本とかポチッとなで自動で生成できちゃうようになる?

この話を聞いて連想したのは伊藤計劃『ハーモニー』。
なぜかは、またどこかで書くかもね。