だれにともなく

「デュオ」の登場人物にジャクリーンという名を付けましたが、チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレを意識したのは確かです。しずかに迫る「死」という作品のテーマも念頭にありましたし。ただし恥ずかしながらこの方の録音はあんまり聴いていません（老後のたのしみ）。ところで作中人物のジャクリーンが購入したオッフェンバックの楽譜は作者の脳内では「ジャクリーヌの涙」であるという悪戯をしてみました。（「ジャクリーヌの涙/愛の挨拶 珠玉のチェロ小品集」）
　へー。さいきんはこの曲をアルバムタイトルにしてるんだ。ロマンティックな小品です。