2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「サマー/タイム/トラベラー2」(新城カズマ)

完結。 本年を代表するSF小説のひとつになるだろうと思いました。 架空の地方都市を一種の*1データベースに、理想化された喫茶店をメモリ空間に、異常に頭のいい主人公たちをプログラムとプロセッサにし、作者が「そういう架空のパソコン」に向かって大量の…

「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」

すごい! すばらしい! 見ごたえあり!(本気で言っています。) ……。 いや前二作があんまりアレだったんでそう思えるだけではありますけれど。 数カ月前にDVD「クローンの襲撃」のオーディオ・コメンタリを聴いていて、俳優たちの演技でさえも際限ない加工…

7月16、17日の日記に日本SF大会参加記を書き中です。(終わりに近づいてきました。) 適宜、画面左の最近タイトルをご確認ください。

悪天候

きょうはひどい悪天候でした。つまり、かんかん照りということ。 この暑熱は真冬の猛吹雪と同じくらい人体にダメージだと思います。 だのに人間はこの天候をいまいち警戒していない。町中の吹雪で凍死する人は少ないですが、熱射病や脱水では何人も命をおと…

ミクシィ日記を期間限定で「全体に公開」していましたが、SF大会終了とともに本日(18日)いっぱいで「友人の友人まで」公開にもどします。あしからずご了承ください(といっても、友人以外はあまり訪れなかったという結果でしたが……)。期間中は特別編成番…

寝台車にて

足裏マッサージの効果

「バットマン・ビギンズ」

バッグを東京駅の改札内コインロッカーに放り込んで身軽になると、そのまま有楽町駅に引き返し、ビックカメラでShuffleのドックを購入。マリオンを通り抜けたとき、松江で見損なっていた『バットマン・ビギンズ』がちょうどいい案配の上映時間であることを発…

撤退、さらば横浜

ここで危機感を高めた飛、暗黒星雲賞は見たいなあと思っていたのですが、クロージングの観覧は諦めることに決定。会場に戻りロビーで少し休んだりしたあと、三時半頃(だったかな)にパシフィコを後にしました。 なんたってSF界でも田舎もの度ではちょっと…

昼過ぎからもう人の波

パシフィコ上階のカフェでお昼ご飯(ナンとライスが両方ついてるカレー。飛には十分なおいしさ。)を食べて一息つけました。会期中はミクシィ強化期間で、なにかといえば携帯で日記をアップしていたので、非常用携帯充電器の乾電池もカラに。近所のコンビニ…

SFヘキサゴン

飛が出演する最後のコマが、「SFヘキサゴン」でした。昨年につづき2回目の開催だとのことですが、飛はこれが初出場。昨年は暗黒星雲賞を受賞したという人気企画です。司会は大森望氏、問題作成(アンケートも含め)が三村美衣氏。 以前の日記にも書いたとお…

小さなお茶会

大会参加を決める前から、やまもと”柴野拓美賞”ようこ氏からお誘いがあった企画でした。 こうした催しは(も少し人数多めでしたが)2003年のSFセミナー、2004年の京フェスにつづいて3回目になるでしょうか。ちょっとカミングアウトに抵抗ありますが、飛は自…

起床そして会場へ

5時半には目が覚める(初老)。朝風呂をゆったり使いお腹を空かせたところで、7時から6階座敷でバイキングふう朝食を摂る。 とはいえ食べ放題ではなく、皿ごとに勘定が加算されるので定食屋と言った方が正しい。本日はグァバではなく、トマトジュース。あと…

いつまでたってもこの日の記述が終わらないので、夜の部はかんたんにメモ。 万葉倶楽部にチェックインしてから、ぷかり桟橋へ。ドンブラコンにご招待いただいてました。乗船すると大盛況。 このときそうとうな空腹状態。ブッフェの長蛇の列にご機嫌最悪にな…

星雲賞受賞者座談会(長いよ)

(むむ、いま7月24日早朝なのですが、ほんとに記憶があいまいになってきました。急いで書かねば。以後メモ的になるかもしれませぬ。事実誤認があった場合は、ご教示ください。) 小説系は飛、大森望氏、山岸真氏。ノンフィクション部門前田建設の野本氏、自…

サイン会

授賞式が終わってから次のサイン会まで1時間以上あって、あとで考えればここで昼ご飯を確保しておくべきでしたが、このあと企画を見て回る時間もなさそうだったので、星雲賞受賞者に与えられる特製の緑のリボンをこれ見よがしに胸に飾って、会場をうろうろ。…

受賞が終わって

舞台袖でみんなそろって記念撮影。壁をぐねぐねと走る配管やバルブがいかにもいい景色という判断から、それを背景にして。前田建設のヘルメットのみなさん似合いすぎ。 写真の撮り手が三人*1おられ、それぞれが目線を要求するものだからなんだかせわしない(…

Shapesphere

今回あらたにブログの標題にしたこの文字列は、じつは「象られた力」の英語題です。 作品集全体のタイトルは「Kaleidoscape」ですが、単体の作品の英語題はこのように決めました。 星雲賞受賞が内定したあと早川書房のS澤さんからメールが入り、実行委員会…

星雲賞副賞

漆塗りの楯でした。 すんばらしくキレイ! うれしい! 感激しました。(いずれ写真を公開します。)

受賞のあいさつ

すべったギャグもありますが、だいたいこんなことを話しました。 ありがとうございます。自分のことのようにうれしいです。 17年前に書いた作品で受賞するなんて、とても儲けた気分です。でも、もしかしたらいままで損していたのかもしれません。 受賞作の収…

ご報告

2005年7月16日、パシフィコ横浜で開催された第44回日本SF大会HAMACON2第1日で、飛浩隆の「象られた力」が、第35回星雲賞日本短編部門を受賞しました。 奥さん「星雲賞」ですよ!(いや、うちの奥さんの人は例によって無反応ですが……) 『グラン・ヴァカンス…

地下にて

B1は地上とはうってかわって殺風景。壁も天井も化粧っ気がありません。舞台上手への大扉に近い場所に部屋が二つ確保されていて、片方がゲスト・オブ・オナーの控え室。もう片方が星雲賞受賞者のための控え室。山岸氏と飛ほか数名がここへ入り待機モードに…

控え室へ

そのうちイーガン翻訳家の山岸真氏が入室。となりにすわる。 やあおめでとうございます。いえいえおたがいさまで。海外短編は大森さんなんですね、ウィリスかあ。いやじつはそれが。え、スタージョン。へえ。などなど。 ここで当然のごとくお約束の質問をぶ…

ズルしました。

入り口はすでに人が二筋に並んでいます。片方の列の最後尾に着くと、前方から当日参加の人のための用紙を配りに来られました。成程手際がいいね、と思っていたら、飛にもくれようとします。エントリだけは済ませてるんです、と言ったら「ここは当日受け付け…

(つづき)それは万葉倶楽部のバス。

今回の宿泊はオープンしたての温泉施設「万葉倶楽部」*1。横浜駅前から無料のシャトルバスが運行されていることは知っていましたが、発車場所を探すまえに、すぐ横に停まってくれるとはまさにおあつらえむき。 運転手さんに話を聞くと、発車は20分後、でもい…

横浜到着

夜行の乗車券は東京区内まで買ってありましたが、当然横浜で下車。6時44分。 睡眠はまあまあ、体調はぼつぼつ、空模様は明るいけれどもかんかん照りではない、という感じでした。 駅前のシェラトンに入りモーニング・ブッフェを摂りました。ハワイアン特集だ…

移動

参加するためには移動しなければならない。 たまたま金曜日にいろいろ用事もあったため、この日に年休をとることにしました。本土で病院を二か所回り、買い物なんかもしたり。あいまに「宇宙戦争」でも見られたらいいな、と思っていたのですが(なんせ島には…

追記

サイン会がありました。7月16日の14:30-15:30。3Fフォワイエ裏にて。 よろしう。

HAMACON2

飛の出演する企画の予告その2 「クイズ! SFへキサゴン」 7/17(日)10:00〜13:30。会場は416,417です。 SF界のセレブ達(笑)がクイズの美名のもと、司会の大森、三村両氏にいじりたおされるという企画らしいです。 出演者は作家、翻訳家、漫画家、編集者…

雪平鍋

単身生活での家事のあれこれは一種のぬるいサバイバルと捉えると、見晴らしがよくなります。 つまり家事の深さや味わいを追うのはさっさと諦めたほうが良い、しかし「サバイバル」できる程度でなくてはならない、というのがいまのところの結論。 村上春樹を…