受賞のあいさつ

すべったギャグもありますが、だいたいこんなことを話しました。

  • ありがとうございます。自分のことのようにうれしいです。
  • 17年前に書いた作品で受賞するなんて、とても儲けた気分です。でも、もしかしたらいままで損していたのかもしれません。
  • 受賞作の収録作は、SFマガジンの三代の編集長のお世話になりました。(ここで笑いあり)
  • 本が出たのは(受賞できたのも)当代の塩澤快浩編集長のおかげです。感謝します。
  • 「デュオ」の初出は先代の阿部毅編集長の時でした。今だから話しますが、当時、阿部さんが飛の本を出してくれようとしたことがありました。『象られた力』の目次はそのとき考えていたラインナップです。あれが実現に至らず、ほんとに申し訳ない気持ちを持ちつづけていました。いま、やっと宿題が返せた思いです。*1
  • それ以外はすべて先々代の今岡清編集長の時に載せてもらいました。

このあと「象られた力」がマガジンに載って編集部に遊びに行った時の思い出を少し話しました。そのとき今岡編集長の机の上で見たものにからめたお話。ちょっとお説教臭かったな。ウケがいまいちでした。*2でも、あれは率直に言っておきたかったことなのでお許しください。(過去にこのweblogで書いたことです。)

*1:阿部さん、塩澤さん、こんど上京する機会があったら、飲みに行きましょう。

*2:16日はどうも調子が出なくて、あとの座談会も飛的にはいまいち不発でした。