パイプオルガンの中をのぞく

松江市総合文化センターの催し「パイプオルガン探検隊」に参加してきました。このセンターの音楽ホールにあるパイプオルガンの中を見せてくれるというもの。
このオルガンは、何を隠そう、ついこのあいだ6月にグスタフ・レオンハルト氏が演奏をした楽器です。ちなみに今回の来日で、松江はただ一か所、氏がチェンバロとオルガンの両方を弾かれた会場になったのでした。(いえ、飛は行けませんでしたけれども。)
小1の娘と二人で参加。ホールの専属オルガニストやスタッフのかたがたにていねいに説明してもらいました。そーですか、パイプはぜんぶで2498本あるのですか。最大のパイプが全長6m、最小は1cmなのですね。ふむふむ。
スペアのパイプ(へこんだりしていたので、取り換えられた古い方のパイプだと思います。)にストローを付けて、吹かせてもらいましたが、飛の吹いたのは合金(鉛と錫)ではなく木製でした。あったかみのある音でした。
演奏台の横にあるドアから中に入れます。鍵盤の裏側からはパイプに風を送り込む弁と連結するためのワイアが精緻に張り巡らされています。ストッパとかを操作すると、鍵盤とワイアの組み合わせも変わっていくんでしょうか。これを設計する人は、えらい。
内部は3階建て+地下室です。地下室にはふいごと1.5馬力のモーター。キーボードにも触らせてもらえました。かちこちに固まった娘は「どれみ、どれみ」と「ひのまる」(笑)を弾き出しましたが、オルガニスト(米山麻美氏)が横からきれいな装飾をつけてくださいました。
飛は、バイエルの8番を弾きましたとも。(お約束→今度の本に収録される「デュオ」をお読みください。)はい、フォローはなしでしたよ。
9月にはこのホールで、なんと村治佳織たんのコンサートがあります。楽しみです。チケットが取れた方は、たぶん。(飛はとり損ねていますけど。)