横山大観
島根県の東の端、安来市に「足立美術館」という日本画を中心に所蔵する美術館があります。
ここで9月26日までの会期で「発見された幻の名画『海山十題』展」という展覧会が開かれています。会場は東京芸大美術館とここだけ。今回見過ごすと次はなかろうというので、見物してきました。
これは昭和15年に皇紀2600年と自らの画業50年を記念して制作されたもの。「海に因む十題」と「山に因む十題」の二十点を、前者は日本橋三越、後者を日本橋高島屋で展観し、その潤筆料50万円(現在に換算してざっと20億円だとか。一枚1億円か……。)が陸海軍省に献納されました。計4機の軍用機になったそうです。むちゃくちゃ豪気なプロジェクトですね。百貨店が会場というのが凄い。
絵が上手な人だなあ……と思って観ました。<ウルトラナイーブな感想。