SFヘキサゴン

飛が出演する最後のコマが、「SFヘキサゴン」でした。昨年につづき2回目の開催だとのことですが、飛はこれが初出場。昨年は暗黒星雲賞を受賞したという人気企画です。司会は大森望氏、問題作成(アンケートも含め)が三村美衣氏。
以前の日記にも書いたとおり、飛は藤田雅矢氏とタッグを組んでの出場。藤田氏に予選を戦っていただき、そこで勝ち抜ければ飛が本戦を戦うという変則的参加。飛が11:30まで、藤田氏は12:00からそれぞれ別の企画が入っているための苦肉の策。
お茶会が終わった時点では飛は予選の結果を知らず、廊下で休憩中の大森氏とすれ違って本戦出場の運びとなったことを教えられました。
会場に入ると、プロジェクタやらスキャナやらパソコンやらを集めたコンソールが設営されているところ。企画担当のY澤氏にごあいさつ。小柄で明朗できびきびしておられ、とてもおたくに見えません。飛が日頃つきあいのある中でいうと福祉、介護系の現場の人(在宅介護支援センターの相談員とか)みたい。
そんなこんなで本番が始まります。会場はぎっしり満員のお客さん。客席の一番前の方には、予選で敗退した編集者の人とかも。あとで分かるのですが、このお客さんたちのだいたい9割は「日本○○○○沈没」の穴埋め問題が解けちゃうという統計的に異様に偏向した群。
さて出演は舞台に向かって左側から

飛にマイクが振られて下のように自己紹介。

きのうは17年前の作品で賞をいただくし、今日は藤田氏のおかげでいきなり本戦に出られるし、ブログのタイトルを「棚ぼたSF作家」に変えます。

ここで激戦の模様を詳細にご説明したいのはやまやまですが、この記述を書いているのは7月31日。もう半月も前のことで、ほとんど憶えていません。そこで以下に断片をちりばめておきますので適当に当日の様子を空想してください。会場にいた人は思い出のよすがにどうぞ。

  • 三村美衣氏は井伊直弼大河ドラマの主人公になったことを知らない。*1
  • 倉阪鬼一郎氏が数日かけて考えてきた質問は「あなたのタイプはボケですか、ツッコミですか」だった。
  • E=MC^2の「C」の意味はあまりよく理解されていない(この式を聞くたびに「高飛びレイク」を思い出します。)。
  • 人のネタで笑いをとるのは、やっぱいかんですか?
  • 飛は「ユリイカ」の誌名がアルキメデスの叫びに由来していると知らなかった。
  • ちなみにこのとき、とり氏は解答に「百合とイカがお風呂にはいって、お湯があふれている」という図柄を書き添え、称賛されていた。(とり氏はだいたい他のメンバーの3倍くらい解答に時間がかかっていたが、それはこういう理由による。)
  • 山田正紀氏は父の日にお嬢さんに贈られたアロハシャツをお召しになっており、何度も何度もくり返しそのことを強調しておられた。
  • あと風の精の名前が「ヒューゴ・ヒューゴ」だとは知りませんでした。
  • 本戦で最初に敗れ去ったのは山田氏。
  • ミュール!
  • でんじろう先生の姓を当てるという問題で、倉阪氏ととり氏はふたりとも「大河内」というボケを。しかしこの問題は飛が一気に勝ちにいける絶好の機会だったのに、気の弱さから倉阪氏を退場させたのみ。
  • ダレン・シャン」の作者の名を当てたのは飛のみ。(売れてる本はキライだ……。)
  • 私の眼を見てこたえて攻撃@久美沙織。となりでこいつを受けるのは、かなり効きます。
  • 飛は勝ち残れませんでしたが、最後の三人に入れたのに免じてゆるしてください>藤田氏。
  • 久美氏ととり氏の一騎打ち。まさに息詰まる熱戦。
  • 最後は「バルカン人」と、とり氏が正しく書くか、それともヘキサゴン崩しをするか。火花を散らす激闘*2
  • 結果は久美氏のガッツポーズ。女王強すぎ!!
  • 金と銀のかんむりをせしめた久美氏が「来年はパールのだと思います」と勝者の弁。三村氏から副賞として「JTBアジアンリゾートの旅」のパンフを受け取る。

このあと会場で東京創元社のF氏からご挨拶いただいたり。ミーコ姫を抱っこする女王をカメラに収めたり。

*1:花の生涯」でしたっけ?

*2:本放送は見ていないが声優の名はちゃんといえるとり氏