2005-12-20 マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団 見たり聞いたり NHKーBS2の録画を視聴中。メインプログラムであるベートーヴェン「交響曲7番」の第1楽章まで聴いて、ひとやすみ。いや、素晴らしい。克明の一語に尽きる指揮ぶり。その克明さによって厚く、輝かしく、重心のきまったオーケストラの響きを堪能できます。たとえるなら栗おこわをぐっぐっと噛みしめるような味わい。栗や穀類の滋味、醤油や塩の甘さ。「克明に」噛みしめるたびに、体と心がほかほかとあたたまっていきます。 というわけで例の短篇が進まないゆえの逃避中。