京都SFフェスティバル2006

参加してきました。この日は合宿。

  • 島から出発

島の空港(13:15)>伊丹空港>空港バス>京都駅。
これを逃すと合宿へは参加できないのであった。野暮用は11時頃ようやく片づきました。どうにか間に合ってよかった。

  • 京都駅にて

構内のくまざわ書店にて〈本の雑誌〉12月号を購入。向かいの喫茶店にはいり、ケーキとコーヒを味わいつつ、大森望氏の『ラギッド・ガール』絶賛評を読む。絶賛評としか読めないのが不気味です。どこかを縦読みすると邪悪メッセージが見つかるような気がして丹念に読み返しましたが、よく考えたらこの雑誌は縦組みなので、どこもかしこも縦読みなのでした。

さわやへはタクシーで。荷物を置いて香月祥宏氏や志村弘之氏など数名と近所へ夕食を取りに外出。すぐそばの〈十両〉というお店。細い道を挟んで和食の十両と洋食・喫茶の十両が向かいあっています。我々は和食の方へ入り、各自思い思いの定食を注文、ぴりりと辛いちりめん山椒の小皿を肴にビールを飲んでいると順次食事が運ばれてきます。飛は金目鯛がメインの炊き合わせ。魚といい野菜といいすごい分量で、味も上々。これで1,380円はお得でしょう! お刺し身定食もぶあついキッツケがどばどばあっと並べてあり、圧倒的でした、飛は島暮らしだからお刺し身はパスしましたけど、次回は頼んでみようかな。おいしくて落ちつける「ただしい夕ごはん」屋さん、と言う感じでした(これだけ書いておけば、次回はお吸い物を忘れないでくれるであろう)。しかもここの板前さんは京フェス参加者に非常に友好的であると、のちほど判明しました。
後から入って来たのは大森望氏のご一家。キリカちゃんは旅の疲れかママの胸に抱かれてすやすや。やあかわいいなあ、などど目を細めていましたが、彼女は合宿に備えて英気を養っていただけだったとあとでわかりました。

  • オープニング

すばらしい司会、すばらしいクイズ。夢のようにワンダーなオープニング。夜は若い。
しかしクイズを三人ひと組にする意味があったとはどうしても思えない。飛の組は、なんと高野史緒氏とCK新社の編集者K氏(女性)という凄い顔合わせだったので、凄い得をしましたけど。小浜徹也氏はどうしても黙っていられない性格を全開にして、後輩たちをアシストしていました。
なんか最初の乾杯をふられて、上ずっていた島暮らしのひとがいましたけど、みなさんどうか忘れてください。

早川書房塩澤氏が社員たち4名を引き連れて、サイン会を設営。『マルドゥック・ヴェロシティ1』のサイン本や「2」の刷りたても持ち込まれて大盛況。○○円の売り上げがあったげな。飛は期間限定カラーを貫徹し、朱の筆ペンを持参。へんなサインでみなさんごめんなさい。隣では山本弘氏に「火星ノンストップ」の続編をねだる声多数! 山本氏も塩澤氏も「出したいですねえ」と。

このほか

  • SF書評企画リターンズ
  • 名盤アワー

などに参加。名盤アワーは喜多哲士氏の名調子に乗って、なつかしのCMソングが次から次へ。最後は「タンバでルンバ」で締め。スタッフの不手際で発生したトラブルを、シタっと解決したのはレビュアーの冬樹蛉氏でした。氏をはっきり認識したのは今回が初めて、髪形がきちっとしていて超美声で一見かたぎのサラリーマンに見えました(事実そうなのでしょう)。ごあいさつしそこねましたが、ファンですので、よろしく。

大広間でぐだぐだしていたら、東浩紀氏のご令嬢(1歳半)がつてたとてたとたててっと歩き回っておられます。つぶらな魅惑の瞳にやられてしまい、気がついたときには思わず自己紹介してしまっていました。あやうくどろどろのチーズおかきを食べさせられるところだったかな。
くたびれていたのと本会1コマ目の企画をやる関係で早々に寝部屋へ。飛のすぐそばで一晩中いびきが聞こえていました。翌朝起きて当該人物をちらっと確認。あの頭の形は……。
早めに起き出して、きんじょのからふね屋へひとりで出かけ、モーニングセットを食べました。