「デュオ」が《科幻世界》に掲載されました。

科幻世界「デュオ」

中国は四川省成都で発行されているSF専門誌《科幻世界》。2008年5月下半月版(訳文)に飛の「デュオ」が翻訳掲載されました。「夜沼之中」以来のこと。
本号は「日本幻想小説特輯」として「早川書房鼎力支持」「人気作家盛大登場」「全景式呈現日本幻想文学的独特魅力」の大特集です。すごいな。
とくに重要なのは星敬氏による日本SF史が20ページにわたって掲載されていることでしょう。〈星雲〉や〈宇宙塵〉から〈虐殺器官〉まで、かずかずの書影や「日本SF作家クラブ40年史」から引用された写真に彩られ、詳細をきわめています。“早川書房を中心として”と留保をつけておられますが、まずは海外読者へのイントロダクションとして申し分ないのではないでしょうか。(いや、もちろん読めないんですけど^^;。ま、だいたいの見当で。)
話を「デュオ」に戻しますが、イラストが凄い。
なんというか、これなんてスタンド? としかいいようのない絵。すばらしい。
そう、これはもう「デュオ」ならぬディオ様
写真はその扉。ふたつめの矩形を黒にしているのは、もちろん意図あってのことなのでしょう。
ラインナップをお知りになりたい方は、こちらへ。
感謝。そして祈りを。

【追記】ためしに「飞浩隆 二重奏」でググって見たらいくつか感想発見。もちろん読めないんですけど、中にこんなひとことが。

題材不新鮮

是科幻小说吗?

君はよく判っているじゃないか……。だれかこの感想翻訳して教えてくだされ。いや、もう聞かん方がいいかも……(涙)。ここで探してみて。