「崖の上のポニョ(予告編)」

その場内が暗くなるまで、「ぽーにょぽにょぽにょ」をループで聞かされてちょっと頭が変です。たぶんこの夏(というか何年先までも)いっぱい聞かされるんだろうなあ。いや、好きですけどね。
しかし映像は凄い。水の表面がぶつぶつしていて、乳頭か濾胞のようです*1。コナンやカリオストロで完成を見たあのみがきあげられた水描写を断ち切り、まるで初期ディズニー(シリー・シンフォニーとか)のような生命観充溢の、水のふるまい。前者が、反射する光を描くことによって水を描いたのだとしたら、今作では確信犯的にマテリアルとしての――いやさ生命としての水を描こうとしているのでしょうか。水は生命ではない。それでもそう描く。「アニメ神(あにめがみ)」さまが降臨なされてフレームのすみずみにまで息をふきかけまわっているような画面でした。
これは、観に行くかも知れません。

*1:いまちょっと結膜炎っぽいのでこういうモード。