第30回日本SF大賞贈賞式に行ってきました。

たいへんご無沙汰でありましたが、なんせ連載小説などという無謀なことをやっておりまして、その上twitterもばりばり書いておるような次第ですので、どうかお許しあれ。で、3月5日に東京會舘でありました日本SF大賞贈賞式に出掛けてきました。
今年の受賞作は伊藤計劃氏の『ハーモニー』です。
伊藤さんが亡くなったことを、このブログではこれまで書いていなかった筈。当時ご遺族はそのことをあまり広く知らせようとされなかったので、そのまま、ここでもなんとなく書く機会がありませんでした(ちょっとほのめかしたことは数度)。無論理由はそれだけでなく、伊藤さんの死について、いったい何をどう書けばいいのか、途方に暮れるような思いだったということの方がむしろ大きいでしょう。SFマガジンの追悼特集に飛も短文を寄稿したのですが、このときも同様でした。あの時点ではとても追悼文を書くことはできず、ただ「伊藤さんが生前、自作について飛に語ったこと」をきちんと記録しておくだけ(そして伊藤さんの読者に読んだいただくだけ)のために、あれを書いたものでした。じゃあ追悼文は結局書けなかったかというと……その話はまた別の機会に。
さて、SF大賞贈賞式、です。