「イースター・パレード 特別版 [DVD]」(チャールズ・ウォルターズ)

イースター・パレード 特別版 [DVD]
前記2作のDVDを本日落手。ようやっと念願がかないました。
まずは『イースター・パレード』を開封
この映画を観るのはもう20年ぶり(それ以上)でしょうか。ちょうど飛がSFマガジンにデビューした頃。当時は島根県のへそにある、川本町というところで寮ぐらし。わずかな給料を貯めては、長距離バスで広島市へ出かけていました。タカノ橋の「サロン・シネマ」という当時たぶん日本一すばらしい座席を誇った映画館でMGMミュージカルの連続上映があり、無理してかよったものです。ほんと無理してよかったよ。若い頃に観ることができて。
当時はフレッド・アステアのダンスに力を注いで観ていましたが、今日見直すと、あらためてジュディ・ガーランドの唄やしぐさのなんとも言えないキュートさに泣かされます(;_;)。
いちばん好きだったナンバー"Couple of Swells"を拙作「夢みる檻」でリスペクトしたのも懐かしい。しかし見直すと、どれが好きだなんて、もう言えません。"Arabama"ってばうっとりするほど癒し系。こんなに良かったっけ? ”I Love A Piano”での感情の粒立ち。そして歌い手の立場を逆転させた"Easter Parade"! ああもうどれもこれもすばらしすぎる。ううう(;_;)。*1
あとなんといっても、脚本がきわだっています。格言好きのバーテン。爆笑のメートルドテル。点景として配される登場人物が、小憎らしいほどキャラ立ってます。
なにはともあれ、あのサラダ食いてえ!

*1:これだから初老の男は・・・。