雑誌の取材
神楽坂で、とある雑誌のインタビューを受けてきました。小説はあんまり出していないところです。
そのあたりへ行くのははじめてだったので、JR飯田橋で降りて、神楽坂をてくてく上っていきました。感じのいい町並みですね。億万長者だったら、この通りの1本奥あたりに小さなお家が欲しいところ。
有名な書店の「深夜プラス1」はこんなところにあったんだなあ、あ、細木数子事務所だ、などとおのぼりさんモード全開で坂を上がり切る直前にモノトーンの上品な社屋にたどりつきました。午後一時半。
入り口のところに編集部のTさん(上品でかわいい)と、この雑誌のアートディレクションをしているデザイナの岩郷重力氏(ノーコメント)とが、飛を待っていてくださいまして、ごあいさつ。Tさんはもちろん、岩郷氏ともじつは初対面です。Tさんに『グラン・ヴァカンス』のカバーを見てもらい岩郷デザインの美しさを力説。みなさん、波打ち際の質感までちゃんと見ておいてくださいね。
インタビューの詳細は、雑誌が刊行されたころにまたあらためて。プロのカメラマンにぱしゃぱしゃ写真を撮ってもらったりしましたが、きっと顔が引きつっていると思います。1時間ほどでしたが、長年愛読している雑誌だったのでうれしく光栄でした。
ビルを出、道をくだりながら立ち寄った書店でいま話題の「ウェブ進化論」を購入。ロングテールとかWeb2.0とか言葉の意味を知らなかったんで勉強になりました。飛の〈数値海岸〉はそろそろ時代遅れかなあ……。がんばってバージョンアップせんと。(本気にする人がいたら困るんで、念のためにいっておくとこれは謙遜です。)
この本に肩入れしたくなるのは、きっと飛がロングテールの一員だからだねっ、とくらあ。