「河童のクゥと夏休み」(原恵一)

隣県まで行って、観てきました。
2時間18分とアニメにしては非常に長いのですが、まだ短いかな、と思うほど充実した時間を得ることができました。(もともとの絵コンテは3時間分くらいあったそうです。)
いつものように、かんたんに二三言ですませることはできません。
原恵一が「監督にとってアニメーションとはなんですか」と問われ「僕自身アニメーションが特別好きだとは思えない。でもいま思っているのは『俺がなんでアニメーションの演出とか監督とかやってるのか、これを作るためだったんだ』とほんとに思ってますね。」(NHKアニメギガ」)と語るのも納得です。
多種多様な空と水の表現がほんとうに美しいですが、登場する人々の感情表現も同等に素晴らしい。