鮭の昆布締め(その後)

結局ゆうべ(月曜日)に食べ切りました。
昆布締めをする利点は、おおまかに言って

  • 食べ物の水分を取り除き、味をよくし、保存性を高める
  • 食べ物に昆布のうまみが移っておいしくなる。

のふたつでしょうか。
前に書いた通り、ひどく水っぽいサーモンでしたけれども、昆布につつんで一晩もすると水分をいい具合に奪われて、身がきゅっと締まっていました。生を刺し身で食べるより格段においしかったです。
二晩たつと表面に飴色のつやが浮かんでちょっと生ハムを思わせる質感、ねっとりした食感を呈してきます。このころになると昆布の風味が心持ち強くなりすぎかな、と思われました。お正月になると鮭の昆布巻きが店頭に並ぶことでもわかるとおり、両者の相性は悪くないはずで、じじつおいしく食べられましたが、それでもやはりちょっと昆布が邪魔かな。もうすこし塩味を付加する方法があると味がまとまるだろうな。
昆布はスーパーで適当に買った安もの。ちょっと湿らせて、幅が狭いので何枚もひろげ、そぎ切りにした厚めのお刺し身をならべて二つ折りにしました。さいきんサーモンのサクはとても安いし、試してみてはいかがでしょう。最初からセルフィユなど香草を挟んでおいて、塩味とオリーブオイルとかをからませておくと、スモークサーモンの代用になるかもです(責任はとりません)。
なんでも富山県とか(だったっけ?)はなんでもかんでも昆布じめにして食べる地域があるそうで、おとうふとか茹でた葉物とかもどんどん昆布で巻いちゃう。おいしそうですね。