「トイ・ストーリー2」

WOWOWの録画を試聴。ジェシーの回想シーンはいけません。滂沱の涙。
おもちゃであることを自覚し、その制約の中で十全な生を生きようとするキャラクタたちの姿を見ていて、ふと〈廃園の天使〉の発想のルーツのひとつはここにあるかもしれない、と思い当たりました。制作されざる最終回を演じ、さらにその先を生きようとするキャラクタの言動に鼓舞されることしきり。
この作品が序盤で投げ掛ける設問へのある意味究極の回答であり、シナリオライターの力の「太さ」を思い知らされます。
〈廃園の天使〉でどのような結末を作るのか、まだまったく見えていませんが、この映画が打ち立てたこの回答を超えるのは至難の業でしょう。いまのうちに白旗を揚げておきたい気分。