31日(その3)

で、聞いたのがこれ。

やおいパネルディスカッション〜やおいVS.スラッシュ・フィクション J,Y 214418

世界的に同時多発した女子文化……それはやおいとスラッシュ・フィクション。それらに積極的かつ自覚的に係わってきたゲストをお招きし、両者の違いを比較しながらその魅力や不思議に迫ります。

小谷真理,アン・ハリス,エイミー・トムソン,ひかわ玲子,大串尚代,金田淳子,野阿梓,柏崎玲央奈

と言っても120分のうち、50分くらいしか聞けませんでしたが。
開演前に各氏にごあいさつ。特に野阿さんは既報のとおり、ついに『伯林星列』の刊行が来年1月に予定(徳間書店)されているのでおめでとうございますー、など。
印象に残ったこと。

  • 海外作家がスラッシュ開眼を果たした時のことを回顧するときの、とってもとっても恥ずかしそうなようす。アン・ハリスとかみるみる顔が真っ赤になり、その話を隣で聞いていたエイミー・トムソンが自分の肩に爪を立てて「うきゅきゅー。>_<」と悶絶していたり。

(感想:漠然と考えていたものが目の前に具体的な作品として提示されたとき、世界が一挙に結晶する。それはまさにSFの感覚ではなかろうか。)

  • 対照的に国内の若手、金田、大串ラインは比較的平然と。「だが、それがいい(爆笑)」

(感想:ひかわ、小谷くらいになるとやはり葛藤が垣間見える。We are not alone!とか。)

(感想:読者の欲望が少年漫画へなぜ踏み越えたのか、そこを知りたかった。パタリロは重要な特異点かも知れない。作者が男性だし。それともそれは広く認識されているのか。飛はそのあたり暗いのでよくわかんない。)
話が佳境にはいりそうになったところで、時間となり、退室。無念。