1日(その4)「サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ!」

森山和道氏による詳細なレポートがウェブで読めます。また、この企画のコンテンツは、瀬名氏によってまとめられつつあり、出版も検討されているとのこと。
しかし、この場にリアルで居合わせたみなさんは幸せでしたね。研究者の語りのマッドぶりはなかなか文章化できません。ヴィデオでさえ伝わりにくいかも。とくに前田太郎先生の「パラサイト・ヒューマン」は場内煮えかえるほどの爆笑の渦でした。「人馬一体ならぬ人ロボ一体。ただし馬になるのは人間」とか例のプロポ映像のオチであるとか、ただごとではありません。堀晃氏もついつられて「あれを○○のおやっさんに装着して……」などと言いだすほど。
前日のレセプションで瀬名氏は飛に「研究者にもいろいろおられますが、あすの先生方は面白くアトラクティブなひとばっかりですから絶対楽しめますよ」と言われていたとおりでした。個々の発表について言及しだすと中編小説なみの分量になるのでやりませんが、非常に刺激になりました。「ラギッド・ガール」を書く前に聞けていたらなあ、でも聞かんかった方がかえって良かったんだろうなあ……などと考えつつ。
研究者と作家の意見交換はやはり時間が圧倒的に足りず、双方とも「もっと話したいのだが……」と感じたことでしょう。事前にスライドのデータなどは提供を受けていましたが、やはり実際のプレゼンを聞かないといまいち理解できない部分も多く……。しかし、もう少し時間をかけて空気が暖まったら無茶苦茶爆走しだしたんではないかと。
ウェブでの感想を読むとだいたい大好評のようでしたので、形を変えつつもこうした企画が継続していくよう祈ります。
終了後、マイミクの棒状じゃなかった某嬢から声をかけていただきました。初対面。立派なゴスのいでたちがすばらしい。あまりお話しできなくてすみません。
瀬名氏と連れ立って急ぎ階下へ降りていくものの、「もうホールは満席で〜す」との声がとどろいています。そうですか、さすがヒューゴー賞授賞式。もう入れませんか。