人の本
(Amazonに画像なし) やっと読了。すばらしい。 あいかわらず無類の幻視力と画力。ちょっとこれに小説で勝負を挑むのは難しいなあ……。「KUARUPU」最終ページの大ゴマとかトラウマものです。 むちゃくちゃ傲慢な言い方ですが、「象られた力」をビジュアル化…
やっと読了。すばらしい。 シンプルなパン生地かとおもってよく見ると、何十回も折っては伸ばしをくりかえしてあるのです。どこにも無理な力が入っていないのに、ぴたりと形が決まっている。食べ心地はあくまでスムース。しかし味は深い。 魔法にかけられた…
(画像イメージが「小」しかありません。) やっと読了。すばらしい。 飛のツボはやっぱり「マエストロを殺せ」。情報の保存メディアについての物語り。 こんな作品が60年近くも前に書かれているなら、「デュオ」なんか存在価値なしかも。
M杯(めったかっぷ)では、貴重なアジア枠をいただいて『象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)』が予選突破。どういうわけかグループリーグも通過して、決勝トーナメントへ。さて対戦相手は……! その先は本書の313ページあたりをお読みください。 関係…
げんしけん(8) (アフタヌーンKC)作者: 木尾士目出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/23メディア: コミック購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (428件) を見るほほー。なるほどそういう手を……。というわけで9巻予約してしまったよ(笑)。 さ…
まださいしょの二編しか読んでいません。身の引き締まるような小説。ジャンル小説ではない、普通の文学です。 「すべてのものに季節がある」飛が今まで読んだなかで、文句なく最高のクリスマスストーリー。 「二度めの春」作中でどっと雨が降ったり、牛を牽…
やっと読了。いや、肩が凝った……。 いちど斜め読みしただけですが、あまりにハイレベルでぜんぜん歯が立ちません。人の本を読むのは苦手なんだよなあ。さいきんもてなしのいい本しか読んでいないし。 しかしこれだけ多様な読みを許す本だと、いくらどう感想…
もしかしたらとSFマガジンを探しに行った書店で(もちろんまだ入荷しておらず。島ですから)アフタヌーンをまた立ち読み(買えよ)。やっと荻上の目に「星」が入りましたね。最初からこういう構想だったのかなあ……(尊敬)
恥ずかしながら、いまごろ読みました。 ううーむ……脱帽。なんかインスタント・クラシックの風格を感じました。 飛はこの作者のよい読者ではなくて読んだ記憶があるのは「薬指の標本」くらい。 それにしても冒頭の二文がほれぼれするなあ。 彼のことを、私と…
『SFが読みたい!2006』の作者インタビューを読んで笑い転げ、すっげえうらやましくなり(だってたのしそうなんだもん)読みました。 白状すると、発売直後に第1章だけ読んで、既視感ある道具立てとデフォルメの効いた文体に「うーん?」と思っていったん…
小川一水氏のインタビュー、その最後の方。編集者にあれだけ詰め寄られてもバッド・エンディングを書かないのか。そしてあの量産。どきどきしてきました。ママー怖いよー(嬉)。 あと、新城カズマ氏の発言で思いだしたこと。 飛も「アトラス」にはまったこ…
アフタヌーンを立ち読みしたら、店頭で泣いちゃいました(買えよ)。あな妬ましやこの筆力。 おかげで奮起しました。
30年にわたるブックレビュー、月評を二巻本にまとめた下巻。命がけの出版? 「オマケにつけるはずだった各種の四方山話原稿」が読みたいなあ。 大森評はとにかく簡にして要を得たキャッチフレーズの貼り付け方が抜群のセンスだなあとほとほと感心。語りおろ…
いまごろ読みました。 主人公が15歳にしては現実離れしているという感想があったようですが、「世界でいちばんタフな十五歳」という大胆な肩書きというか形容がついている時点でこの人物は多少なりとも神話化されているわけで、そんな文句を言ってもはじま…
(いつものことながら、「人の本」カテゴリでは作品のプロフィルやストーリーはほとんど紹介しません。読了した人に仕様を最適化しております。ご寛恕くだされ。) この作者の本を読むのは恥ずかしながら初めて。第一章の文体を飲みくだすのに、さいしょのう…
Jコレクション新刊『ストリンガーの沈黙』刊行を間近に控えた著者から(いいなあ……)いただきました。ありがとうございました。 緒形剛志氏のカバーイラストと聞いて親本とはがらっと変わった雰囲気になるかなと思いましたが、厚めの彩色と塗りこめた質感が…
その郵便物の中に、この本がありました。訳者の山岸真氏にご恵贈いただいたもの。ありがとうございました。 30世紀の宇宙進出計画《ディアスポラ(離散)》! イーガン版「宇宙船ビーグル号」! 大森望氏による解説の最後の決めぜりふもご一読あれ。うーん、…
いまごろ読みはじめました。 本作品について予備知識はほとんどなかったので、主人公(松方弘子)をはじめ、主要登場人物の姓名が軒並み東映(だけじゃないけど)の俳優名のもじりになっているのに気づいたのは三回目を読み終わったあたりでした。
完結。 本年を代表するSF小説のひとつになるだろうと思いました。 架空の地方都市を一種の*1データベースに、理想化された喫茶店をメモリ空間に、異常に頭のいい主人公たちをプログラムとプロセッサにし、作者が「そういう架空のパソコン」に向かって大量の…
レジ前まで来て裏表紙を見たら2,300円(+税)だったよ! いやすごく面白かったしためになったんで安いと思いました。と、書いておこう。 巻末の「翻訳SF出版年表」だけでも、眩暈がするほどの労作。本書の編集作業はよっぽどたいへんだったろうなあ。関係者…
ちょっと類例のない小説。 SFマガジンに載ったトレーラーやインタビューで想像してたよりも、ずっと良かった。 この方の(上記以外は『星の、バベル』しか読んだことないんですが)、過剰な語りたがり癖をスマートに解決しています。次巻(完結編)につよく…
読了。うらやましいですなあ、小説のうまい人は。 第4章の始め方、その切れ味に悶絶。
ちょっと前に読了。感想は変わらず。表紙絵もいいね。
第二話まで読了。(飛の読書ペースはすごくおそいのです。) いやいやいや。こらめっぽう面白いわ。とにかくあのキャラクターを開発した段階で勝負あったというべきか。 それにしてもAmazonへのリンクで書名の副題がいつまでもあのままになっているのはなぜ…
100ページまで読みました。や。これはほんまに面白いわ。
用があって実家に立ちよったところ、本棚にささっていたのでちょっと読み返し。ううっと嗚咽しながら(笑)。 のだめもいいけど、飛はやっぱりこっちかな。はっとするほど彫りが深いですね。しかも濃縮されてます。 ああ、いつか飛も松苗先生の「よし」を聞…
イーガンの通ったあとはぺんぺん草一本生えない。困るなあ、もう……。
きょう郵便受けに入っていました。 言わずと知れた2004年度最大最強の話題作。届いた本には『SFが読みたい!2005』海外篇第1位を記念した帯が着せられています。 じつはその裏側に飛のコメントも一行だけ入っていて、それで送ってもらえたもの。なにをかく…
もう何年前になるのか、日夏耿之介(ひなつこうのすけ)の全集復刊を買い逃した恨みがあって、なるべくこの人の本を入手するようにしていますが、もっとも重要であると思われる詩集を本気で探していませんでした。この怠慢。Amazonで楽々買えるのです。mixi…
アフォーダンス関連書を読むのは、実ははじめて。それで仮想現実・AIものを書いていたんかい!とお叱りの向きもあるかとおもいます。だれよりもじぶんが叱りたい気分なのでご容赦を。(もともと下調べが行き届かないたちです。) このところ、じぶんがうま…